キュウケイシツ

うぇびん (holyKurka) のよしなし語り

  • Spotifyで珍しく洋楽のヒット曲を聴いていたら、妙に気になる曲に出会った。

    普段聴かないEDMなのだが、悲しげなカントリーソングがかぶさっているのだった。カントリーはたまに作業音楽として聴くので、そもそもEDMと混ぜられるものなのかと驚いた。

    他の曲も聴いてみたいと調べたところ、その曲、「Wake Me Up」を作ったDJのAviciiは、僅かなアルバムだけを残してすでにこの世にはいなかった。

    アヴィーチー知らんのかい、と笑ってくれればいいと思うよ。

    曲はもちろん気に入ったのだが、歌詞が気になっている。夢中になっている自分が道に迷っているなんて知らなかったから、賢いおっさんになったら起こしてくれよ、という内省的な歌詞である。世の悲喜こもごもを歌うカントリーであれば定番なのだが、ダンスミュージックにはふさわしくないと思える。

    作詞は歌い手の人でありアヴィーチーではないらしい(というかアルバムの歌い手が全部違う人だったので混乱した)。しかし、こんな方向性で書いてくれよと言ったか、OKを出したのはアヴィーチー自身であるはずだ。この曲が出た段階で天才故に20歳過ぎの若さでアル中になっていた彼は何を思ったのか。

    歌い手の人がそんな彼からなにかを感じてこの歌詞を書き上げたのか、私は洋楽はまるで知らないので詳しいことはわからない。詮索しないほうがいいのかな。ただ、賢いおっさんになるまで生きててほしかった、もっとたくさんこんな曲を聴かせてほしかった、と心から思う。

    So wake me up when it’s all over

    When I’m wiser and I’m older

    All this time I was finding myself

    And I didn’t know I was lost

    じゃあ起こしてよ、すべて終わったらさ

    俺が賢いおっさんになった頃に

    ずっと自分を探してたんだ

    迷っていたなんて知らなかったんだ

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  • 隣県のイオンに買い出しに出かけた土曜日、あまりにも暇だったので「レジゴー」を試した。

    カートに店支給のスマホを取り付け、商品をカートに入れる際にバーコードをスキャンしていけばあら便利、レジではお会計のみ!…という新しいシステムである。

    画期的ではあるが、率直な感想としてはまったく便利さを感じず、逆にストレスが溜まった。

    スキャンが難しい

    まず、商品をスキャンするのが難しい。なかなかうまくいかない。セルフレジの仕組みを思い出して、理由がわかった。

    セルフレジは正面にある大きなガラス板の前に商品をかざせばよいのに対し、レジゴー端末はあくまで「スマートフォン」なので、カートに置いてあるスマホの画面を見ながら、反対側にある小さなカメラに商品を合わせなくてはならないからだ。

    バーコードが平面ではない、真空パックされた商品だと尚更である。カートから端末を持ち上げてかざす手もあるが、すべての商品にいちいちそんなことはやっていられない。

    他の客の邪魔になる

    スキャンするときはカートを止めて立ち止まることになる。人通りが多い野菜や肉の売り場でこれをやったら、すごく邪魔くさいことに気付いた。

    仕方なく、商品を取ったらすぐ人が少ないところへ移動してスキャンし直す。なかなかスキャンできない。人が来る。また移動する。ストレスがすごい。

    出口ゲートで渋滞する

    最後にレジへ入り、支払いをするのだが、これがセルフレジよりも煩わしい。

    入口ゲートで精算ボタンを押し、ゲートのバーコードを読み取り、案内されたレジ(自分で選べない)で支払いを済ませ、最後に出口ゲートのバーコードを読み取って端末を返す。

    しかし出口ゲートの端末が、防犯のためなのかレジ6つくらいに対してひとつしかないので、ここで操作に詰まったりエラーが出ると渋滞が発生する。

    私の場合、母親に端末を返すよう頼まれた子どもが操作に迷っていて、子どもが母親に聞きに行くため移動するまで少し待つことになった。

    ゲートを越えても、袋詰めは相変わらず手作業であるため、袋詰めテーブルの混雑は変わりがない。

    店が便利なだけのシステムでは

    かくして、もやもやした気分でイオンをあとにした。

    この日に行ったのは比較的空いているイオン浜松志都呂だったが、凄まじく混雑しているイオン豊川では絶対やりたくない。

    冷静にレジゴーの手数をまとめてみると、スキャンの手間が商品を買う都度に分散しただけで、手間取ったり気を遣って移動したりしている分、かえって時間がかかった。私が不器用で神経質なだけかもしれないが、実際のところ出口ゲートは渋滞している。

    しかし、店側の作業を考えると、かなりの人件費の軽減になっているはずである。端末を持たせることで客の位置を把握できるから万引きも防げる。商品をスキャンしたときにデータが送信されているはずなので、手に取ったけど返した商品の情報や、客の移動ルートも取得できる。現状のままでは、店が便利なだけのシステムのような気がする。

    ところで、スキャンするときに点数を入力してスキャン回数を減らせるのだが、二点購入したあとで一点返し、点数を変えるのを忘れたらどうなるのだろう。その逆で、一点しか購入していないのに、二点かごに入れたら即バレなのだろうか。とても気になる。

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  • 3年半前に買って放置していた「モンスターハンターワールド」を完全ソロでクリアした。

    私はゲームは好きだが、タイミングが必要になる類のゲームは大の苦手で、特にアクションは初代星のカービィとかヨッシーアイランドしかクリアしたことがない。そんな自分のがんばった記録を残しておく。

    二回目の挫折

    PSPの3rdを下位終了目前で挫折して十年近くが経ち、もう一度挑戦しようと購入した「モンスターハンターワールド」だったが、現実は甘くない。

    地図がまったく読めず、ジュラトドスをかろうじて倒せるHR4で早々に行き詰まってしまい、たまに弱いモンスターを狩るか採取に行くだけのハンターライフを3年間過ごした。

    主人公は国家から依頼を受け、今回の古龍調査に推挙されるほどの凄腕ハンターのはずだが…ゾラ・マグダラオスの背中に落っこちたときに頭でも打ったのではないのか。

    きちんと学ぶ

    そんな状況でもモンハン自体は好きで、YouTubeでタイムアタックや魅せプを観ていたのだが、モンハンワイルズが盛り上がりはじめたある日、「太刀初心者講座」という解説動画が流れてきた。

    動画の解説はわかりやすく、明確に言語化されていて、太刀でどのように立ち回ればよいか理解できた。どの分野にもメンターはいるものだ。

    それからは武器種を問わずいろいろな解説動画を観つつ、きちんと考えながらプレイしはじめた。

    今となっては笑い話だが、「地図に行き先をピン留めできる」「ショートカットでアイテムを使える」「スリンガーでモンスターを傷付けるとダメージが増える」という、基礎的なことすら知らなかったのだった。旦那の人に笑われた。

    あんなに苦戦していたジュラトドスとトビカガチをザクザク狩れるようになるのに、そう時間はかからなかった。

    選択肢を増やす

    しばらくして、また行き詰まった。陸珊瑚の台地の主・レイギエナがなかなか倒せない。浮いているので攻撃が当たらない。

    ふと思い立って、ジャンプ攻撃ができる操虫棍を試したところ、あっさり討伐できた。武器ごとに特徴があるのだから、太刀にこだわる必要はなかったのだ。敵ごとに選択すればよかったのだ。

    太刀と操虫棍を2:1で使いながら下位クエストを突破。乗り攻撃や強化撃ちも覚えた。

    合言葉は勇気

    学びなおしから4ヶ月が経ち、ついにラスボスまで辿り着いた。最初の古龍、ネルギガンテを倒したときの感動は忘れられない。

    技術を身に着けたら、あとはどれだけ確実に実践できるか、どれだけ勇気を出して立ち向かえるか、ということらしい。ちょっとでもびびって背を向けるとやられる。勇気を振り絞って敵をしっかり見た方が勝てる。

    クリア目前になって急に面倒になり、何日か闘技場ばかりやっていた。つまりは勇気が足りなかったのだと思う。

    万全の準備をして挑戦した本編ラストバトル。ゼノ・ジーヴァを大上段から地に叩き落としたときは、夜中に叫びそうになった。「導きの青い星」が見えた気がした。

    人生と導きの青い星

    こうして、へたれな私も「五期団の青き星」になることができた。感無量だ。たかが娯楽だし、見切り斬りは未だに狙って出せないのだが、苦手分野に対して目標を立て、達成できた自分を褒めようと思う。

    私は、人生とは心に炎を灯して、星を辿ることだと思っている。今の仕事を目指すと決めたときから、そうしてきた。だからワールドの「導きの青い星の物語」はとても好きだ。

    星に辿り着けたら、次の星を探す。本編は終わったがまだまだアイスボーンは始まったばかりだ。作っていない装備もあるし、マスターランクになったらマルチデビューもいいかもしれない。フカフカした鳥を捕まえて自宅で飼いたい。あるいは、ここでやめて別のなにかを目標にしてもいい。Minecraftも相変わらず好きだし、そろそろ編み物がはかどる季節だ。

    モンスターハンターは楽しい。モンハンワイルズも楽しみだ。間違いなく来年の目標になるだろう。

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  • コクヨのウィザード4が届いた。

    ハイバックタイプ肘なしブラック樹脂脚本体ブラック背座カーマインフローリング用キャスター 。呪文か。

    「赤き魔導士」を買うぞと目標を立ててから数年、ようやく目標を達成。程よいリクライニング、細かい座面調整、美しいカーマインの背座。これまで使っていた1万円台のニトリとは比較にならない。ニヨニヨしてしまう。

    といっても、数年の間、何度か気持ちが揺らいだことがあった。

    ニトリのままでよいのでは

    結婚の際に取り急ぎ買った、今のオフィスチェアのままでもよいのでは…デザインも充分に良いし…と迷ってズルズル使っていたら4年目で座面の昇降が壊れた。

    先日などは、会社の人とzoomミーティングをしているときにゆっくりと座面が下がっていき、社内にひとときの笑いを提供してしまった。

    また、ニトリのオフィスチェアは座面の深さを調整することはできないので、私にはやや座面が深すぎて、膝下が疲れやすかった。

    オカムラのコンテッサほすい

    「コンテッサ」は長年の憧れのチェアである。札幌にいた頃、近所のセカストで7万円で売られており、「価値のわからぬ者共めえええ!!」と数日悩んだが、結局見送ったことを今も悔やんでいる。

    迷っているうちに次期モデルの「コンテッサセコンダ」が発売され、価格が20万円を突破。個人利用で購入するような価格帯ではなくなったので諦めた。

    中古オフィスチェアいいよ!

    よーしお金が貯まった!という段階になった矢先、社内ブログに「中古でオフィスチェアを買いました😄お値打ちで良いものが買えましたよ!」という記事が公開され、中古のウィザード2を買うか新品のウィザード4を買うかでまた悩む羽目になった。

    ウィザード2ユーザーが「4の座り心地が良くない方向に変わった」とレビューしていたのも悩みに拍車をかけた。

    結局、新品にした理由

    で、今、新品のウィザード4がデスク前にある。

    中古品では、座面が赤で本体が黒の商品が見つからなかったこと、アームレストの邪魔になるので肘なしモデルが欲しかったこと、そしてなにより、このモデルが気に入って何年も欲しいと思っていた気持ちを優先することにした。

    弘法筆を選ばずと昔から伝えられているが、私は凡人なのでできるだけ納得のいくものを選びたい。次の目標はゲーミングノートと決めている。また悩みそうだ。

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  • やっぱり原点に戻って自分のドメインでブログを書こう、とWordPressを設置。

    設置した時点でもう面倒くさくなってしまうのかもしれない…まあその面倒くさい気持ちを書けばいいや。日記だし。

    18年前に作る予定だった、WordPressテーマのカンプをアウトラインだけ復元してみた。日付の表記とかはブロックテーマだとBlock Binding APIで書き換えねばなりませんね。

    当時のCSSでは左側のバナーを固定するのは不可能だったので、たぶんbackground-attachmentで配置するつもりだったのだと思う。今はpositionでヘッダごと簡単に固定できる。便利な世の中になりました。

    「キュウケイシツ」のロゴは2005年頃から開業するまで愛用していた「Technopolish」。このゆるさがたいへん懐かしい。昔のカンプをよく見ると、本来のフォントよりも若干縦に伸ばしているようだった。当時の自分が正しいのか、今の私が正しいのかは、デザイナーにならなかったので今もわからない。

    制作会社で働き始めてから開業するまでの三年間で、個人・配布合わせて20個くらいテーマを作った記憶がある。いくつかは現在もスクショを残してある。

    特に、レゴブロックをばらまいた背景のテーマと、「バルビレッジ」のテーマは、とても私が作ったとは思えないし、自分がこういうちゃんとしたデザインスキルを持っていたことが信じられない。すっかり腕が衰えてしまった。

    会社勤めになって、屋号サイトのブランディングに追われなくなった今、もういちど趣味としてのブログテーマづくりをしてみようか。配布も…と思ったところでまた仕事脳になってしまったのでやめた。

    当面はこのテーマを、当時のカンプを完全に再現するところまで作りたいところ。はてなブログやNotionに少し書いていた記事も移動しよう。はてなブログの存在などすっかり忘れていたな…

    追記

    スマホでは画面いっぱいにタイトルを出していたのだが、スクロールしないと記事があることがわからんね。修正が必要だ…

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Seiko Kuchida (Miura) a.k.a うぇびん, holyKurka

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