キュウケイシツ

うぇびん (holyKurka) のよしなし語り

3年半前に買って放置していた「モンスターハンターワールド」を完全ソロでクリアした。

私はゲームは好きだが、タイミングが必要になる類のゲームは大の苦手で、特にアクションは初代星のカービィとかヨッシーアイランドしかクリアしたことがない。そんな自分のがんばった記録を残しておく。

二回目の挫折

PSPの3rdを下位終了目前で挫折して十年近くが経ち、もう一度挑戦しようと購入した「モンスターハンターワールド」だったが、現実は甘くない。

地図がまったく読めず、ジュラトドスをかろうじて倒せるHR4で早々に行き詰まってしまい、たまに弱いモンスターを狩るか採取に行くだけのハンターライフを3年間過ごした。

主人公は国家から依頼を受け、今回の古龍調査に推挙されるほどの凄腕ハンターのはずだが…ゾラ・マグダラオスの背中に落っこちたときに頭でも打ったのではないのか。

きちんと学ぶ

そんな状況でもモンハン自体は好きで、YouTubeでタイムアタックや魅せプを観ていたのだが、モンハンワイルズが盛り上がりはじめたある日、「太刀初心者講座」という解説動画が流れてきた。

動画の解説はわかりやすく、明確に言語化されていて、太刀でどのように立ち回ればよいか理解できた。どの分野にもメンターはいるものだ。

それからは武器種を問わずいろいろな解説動画を観つつ、きちんと考えながらプレイしはじめた。

今となっては笑い話だが、「地図に行き先をピン留めできる」「ショートカットでアイテムを使える」「スリンガーでモンスターを傷付けるとダメージが増える」という、基礎的なことすら知らなかったのだった。旦那の人に笑われた。

あんなに苦戦していたジュラトドスとトビカガチをザクザク狩れるようになるのに、そう時間はかからなかった。

選択肢を増やす

しばらくして、また行き詰まった。陸珊瑚の台地の主・レイギエナがなかなか倒せない。浮いているので攻撃が当たらない。

ふと思い立って、ジャンプ攻撃ができる操虫棍を試したところ、あっさり討伐できた。武器ごとに特徴があるのだから、太刀にこだわる必要はなかったのだ。敵ごとに選択すればよかったのだ。

太刀と操虫棍を2:1で使いながら下位クエストを突破。乗り攻撃や強化撃ちも覚えた。

合言葉は勇気

学びなおしから4ヶ月が経ち、ついにラスボスまで辿り着いた。最初の古龍、ネルギガンテを倒したときの感動は忘れられない。

技術を身に着けたら、あとはどれだけ確実に実践できるか、どれだけ勇気を出して立ち向かえるか、ということらしい。ちょっとでもびびって背を向けるとやられる。勇気を振り絞って敵をしっかり見た方が勝てる。

クリア目前になって急に面倒になり、何日か闘技場ばかりやっていた。つまりは勇気が足りなかったのだと思う。

万全の準備をして挑戦した本編ラストバトル。ゼノ・ジーヴァを大上段から地に叩き落としたときは、夜中に叫びそうになった。「導きの青い星」が見えた気がした。

人生と導きの青い星

こうして、へたれな私も「五期団の青き星」になることができた。感無量だ。たかが娯楽だし、見切り斬りは未だに狙って出せないのだが、苦手分野に対して目標を立て、達成できた自分を褒めようと思う。

私は、人生とは心に炎を灯して、星を辿ることだと思っている。今の仕事を目指すと決めたときから、そうしてきた。だからワールドの「導きの青い星の物語」はとても好きだ。

星に辿り着けたら、次の星を探す。本編は終わったがまだまだアイスボーンは始まったばかりだ。作っていない装備もあるし、マスターランクになったらマルチデビューもいいかもしれない。フカフカした鳥を捕まえて自宅で飼いたい。あるいは、ここでやめて別のなにかを目標にしてもいい。Minecraftも相変わらず好きだし、そろそろ編み物がはかどる季節だ。

モンスターハンターは楽しい。モンハンワイルズも楽しみだ。間違いなく来年の目標になるだろう。

Share:

他の記事

Seiko Kuchida (Miura) a.k.a うぇびん, holyKurka

© webbingstudio.net